「脳腸相関」という考え方があります。
「腹が立つ」「腹が収まらない」などの言葉も、古来人々が胃腸と脳の関係を実感してきたことの表れかもしれません。
胃腸は自律神経にコントロールされており、自律神経のアンバランスは、胃腸の不具合の一因になります。その不具合は不快感となって知覚神経を通じて脳に伝えられ、さらにストレスとなり、悪循環が起きやすくなるのです。
また、漢方の考え方には「脾胃を立て直す(ひいをたてなおす)」というものがあり、胃腸のコンディションがよくなると、全体の体調もよくなるという因果関係を表しています。