ストレッサーをストレスかどうか判断するのは、脳の中で認知・思考・言語をつかさどっている前頭葉です。
どのような精神的・身体的刺激がストレッサーになるのか、それをどの程度のストレスと感じるかどうかは、人によって違うことも明らかになってきています。
私が行っているストレスと脳の研究では、「光トポグラフィー」という、光で脳機能を測定する技術を用いて、脳のストレス状態を評価しています。
左図のように、ストレス負荷を与えたときの前頭葉の活動パターンを計測すると、身体のストレス反応が強く出る人は、右前頭葉優位になる傾向があるのです。