ストレスを受けると食べすぎてしまうのは、なぜですか?
30代 会社員 女性からのご質問
ストレスを受けると、余計に食べたくなります。なぜでしょうか?
酒谷先生の答え
ストレスを受けると、甘いものに手を伸ばしたり、食べ過ぎたりする人がいます。このような方はストレスにより脳の視床下部にある食欲中枢のバランスが崩れているのかもしれません。
視床下部には、ストレスに反応する自律神経系やホルモン内分泌系のセンターがありますが、食欲中枢もこの部位にあります。食欲中枢には、空腹を感じて食べるように指令する「摂食中枢」、満腹を感じて食事を止めるように指令する「満腹中枢」の二つがあります。普通の人はこの二つの中枢がバランスよく働いて、お腹が空けば食事を摂り、満腹になれば食事を止めることができます。ところが強いストレスがかかるとこのバランスが崩れてつい食べ過ぎてしまうのです。
また、ストレスによる食べ過ぎには鎮静作用のある脳内物質(セロトニン)も関係しているようです。つまりストレスがあると、無意識のうちに炭水化物やブドウ糖などを摂取して、脳内のセロトニンを増やしてリラックスしようとするのです。だからダイエットは難しいのかもしれません。
